〔東京株式〕下げ渋る=パルプ・小売りに買い、医薬品は弱い(18日前場中盤)
(10時08分)日経平均株価は一時下げ幅が400円を超えたが、その後は下げ渋っている。「3万8000円の攻防になるかと思ったら、意外に底堅く、押し目買いが入ってきた」(国内証券)とされる。業種では、パルプ・紙、個別ではニトリHD <9843> など円高メリット株が相対的に堅調だ。ただ、ドルの対円相場も日経平均と歩調を合わせるよう持ち直しており、自動車株の一角も底堅さを見せている。一方、「ワクチン懐疑派」(大手証券)のロバート・ケネディ・ジュニア氏が次期米厚生長官に指名されたため、中外薬 <4519> など医薬品株の下落率が大きくなり、日経平均の重しになっている。 (寄り付き)日経平均株価は前営業日比383円32銭安の3万8259円59銭と下落して始まった。前週末の米国株の下落を引き継ぎ、幅広い業種で売りが先行している。