谷繫元信の殿堂入りパーティーでAK-69が「爆音ライブ」…「高齢OBがドン引き」のカオス現場
王貞治氏ら豪華な顔ぶれが集結
横浜(現在のDeNA)、中日で不動のレギュラー捕手として活躍後、中日の監督を経験した谷繁元信氏(53)の『野球殿堂入りパーティー』が、12月3日に横浜で行われた。 【写真を見る】幸せオーラに溢れ…球団関係者と高級寿司店から出てきた菊池雄星&瑠美夫人 老舗ホテルで開かれたパーティーには、ソフトバンク球団会長の王貞治氏(84)、DeNAの三浦大輔監督(50)など総勢300人が祝いにやって来たのだが、これがなかなかカオスな催しだったという。 「パーティーは立食形式で開催。司会は『S-PARK』で共演したフジテレビの中村光宏(40)、佐久間みなみ(27)のアナウンサー2人体制で行われました。入団当時の監督だった大矢明彦氏(76)、DeNAの南場智子球団オーナー(62)などが祝辞を述べ、支援企業の社長が谷繁氏に高級腕時計をサプライズでプレゼントするなど、会は和やかなムードで進行。出席したセ・リーグ球団の現役選手は『人が多すぎて、飲み物を取りに行くにも一苦労。詰め込み過ぎ』と苦笑いしながらも、会を楽しんでいる様子でした」(パーティーを取材した記者) お偉方の挨拶や乾杯の音頭が終わり、ようやく会食タイムが始まると、腹をすかせたアスリートたちは一目散にオードブルのほうへ歩を進めた。 「食事が並べられたスペースでは、球界の先輩である元広島の前田智徳氏(53)や前中日打撃コーチの和田一浩氏(52)などが談笑しながら小さなサンドウィッチを次々と口に放りこんでいた。会場内には座れる場所がわずかしかないため、現役選手はどう時間を潰していいのか分からず、『人酔いしそう』『暑いわ……』と嘆いていました。 電話するふりをしながら何度も会場外に出て、喫煙所に籠もる者もいた。1998年のベイスターズ日本一選手だった佐々木主浩氏(56)、佐伯貴弘氏(54)、巨人3軍監督の駒田徳広氏(62)らは、乾杯もそこそこに会場を後にしていました」(同前) 毎年のように開催される野球殿堂入りパーティーでは通常、受賞者とゆかりがある関係者が壇上でトークショーなどを行ったりするのだが、今回は谷繁氏の意向で「ご歓談」が選択され、残ったOBや現役選手たちが昔話に花を咲かせていた。豪華な顔ぶれの迫力はすさまじく、取材した記者は場の雰囲気にのまれそうになったという。 そのとき――。突然、事件は起こった。 ◆重低音にやられる「高齢OB」 「イエエエエエエエエエエエエイ!!!」 騒然とする会場の参加者をよそに、ノリノリで舞台に現れたのは、谷繁氏が所属する芸能事務所の代表で、ヒップホップMCの『AK-69』である。 「会場に重低音が響く中、AK-69は谷繁氏へのお祝いで2曲歌唱しました。同業者と思われる参加者は体を揺らしてノリノリに歌っていましたが、野球選手を祝う宴の中で突然ヒップホップライブが始まったわけですから、参加者は困惑するばかり。 会場内にはAK-69と取り巻きによる『タニシゲ! タニシゲ!』というコール&レスポンスが何度もこだましていました。現役選手は立場上、苦笑いしながらそのパフォーマンスを見るしかなかったのですが、大矢氏や平松政次氏(77)ら高齢の球界関係者は、顔をゆがめながら『耳痛いし帰ろうか……』『ひっぷほっぷ? とかよう分からん。シゲの趣味なのは分かるけど……』と出口に殺到。 いくら球界の大物といえど、彼らは後期高齢者なのですから、AK-69のパフォーマンスは刺激が強すぎた。愛する後輩のために1万円を払って参加したパーティーで、予期せぬ爆音ライブを聴かされたレジェンドたちが気の毒です……(笑)」(参加者の1人) 結局、およそ2時間行われた宴席に最後まで残ったのはごくわずかな球界関係者だけ。演出・谷繫元信の“カオスパーティー”は、野球人からは不評だったようだ。
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