中田カウス、若手漫才師の変化や進化に「残る子はそのセンス持っている」 『上方漫才協会 十周年興行』公演後、若手への思い語る
お笑いコンビ「中田カウス・ボタン」の中田カウス(75)が20日、東京都内で行われた「上方漫才協会 十周年興行」公演後の囲み取材で、若手への思いを語った。 上方漫才協会は上方漫才の文化や歴史、知識を若手漫才師へ伝承してさらなる力をつけるため、2014年に発足。会長を務めるカウスは「本当に早い10年でした。コロナ禍を挟んで3年ちょっと。本当にコロナ禍でどうなるんやろうと。お客さん入れてはダメ、無観客でということで、配信という新しいやり方もわかったような気がするんですけども、次から次へと若い子が育ってきて、各ジャンルで活躍してくれているというのは大変なことやなと…」と歩んできた月日を感慨深げに振り返った。 しかし、右隣にいたアインシュタインのゆずる(43)に突然、「次の会長よろしく」といきなりのむちゃぶり。予想外の発言に登壇者からは「ええ~」「ゆず兄?」とどよめきが沸いた。続けて、カウスは「初代チャンピオン(同協会の大賞)やもん」とアインシュタインをたたえながらも「『M―1』もとってない、『キングオブコント』も取っていない。そんなことは関係なく、一番大事なのはやっぱり舞台」と言い切った。
若手漫才師の変化や進化については、「変化があるから、10年を迎えられた。一つにとどまらず絶えず変化することが大事やと中世の時代から言われている。そういう教育をしていないのに残る子はみんなそのセンスを持っている。その辺がすごいなと思う」と感心した。会見はほかにコットン、霜降り明星、天才ピアニスト、もりやすバンバンビガロが登壇した。
中日スポーツ