米国でXbox Series Xの販売台数がついにSeries Sを上回る - Part 1

米国でXbox Series Xの販売台数がついにSeries Sを上回る

4年の歳月を要したが、ついに米国におけるXbox Series Xの販売台数が僅差でXbox Series Sを上回った。 「Xbox Series X」画像・動画ギャラリー 米国のゲームに対する支出を追跡している市場調査会社Circanaによると、Xbox Series Xは2024年9月に販売されたXbox Seriesの全体数の58％を占め、発売から現在までに販売されたXbox Seriesの51％を占めているという。 これまでSeries Sのほうがはるかに多く売れていたことを考えると、特に注目に値する。昨年、マイクロソフトと米連邦取引委員会の裁判に伴いオンラインで裁判資料が公開され、2022年4月時点で全世界のXbox Series所有者の74.8％がSを所有、25.1％がXを所有していることが判明していた。当時、Circanaに所属するマット・ピスカテラとNiko Partnersに所属するダニエル・アーマッドはIGN USに対し、2023年には50対50に近い状態になったが、そのときはまだSeries Sのほうが優位だったと明言している。そのため、今回は少なくとも米国ではXが前に出たようだ。 その後、Series XがSを上回った理由についてピスカテラに話を聞いたところ、次のような回答を得た。 Series Sが優位だったサイクル初期の頃とは対照的に、ほぼ何も起きていない。もちろん、供給から始めなければならない。2020年から2022年はSのほうがより入手しやすかったが、Xは2020年から2022年までのあらゆる状況を考慮して、発売から数年後にようやく完全に在庫が揃った。また、コンソール購入者層は全体的に、この世代の初期よりも平均世帯収入が高く、年齢もやや高い層にシフトしている。これは、おそらく価格感応度が以前よりも少し下がっている可能性を示唆している。ほかにもいくつかの要因はあると思われるが、私はこの2つが特に大きいと考えている。 しかし全体として、9月の支出は全ハードウェアで前年比44％減となり、2019年以来の低水準となった。Xboxハードウェアの売り上げは54％減、PlayStationは45％減、Nintendo Switchは23％減となっている。PS5は販売台数およびドル売上においてトップとなっており、9月に販売されたPS5の40％、発売から現在までに販売されたPS5の18％がデジタル・エディションだ。9月にもっとも売れた周辺機器はPlayStation Portalで、米国における全PS5所有者の3％が購入している。 コンテンツに関しては、支出は前年比6％減となったが、たくさんの作品が発売された一カ月となった 。 『EA SPORTS FC 25』が初登場で1位を獲得し、『アストロボット』が2位、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が4位（ダウンロード版販売を除く）、『NBA 2K25』が7位（ダウンロード版を除く）、『NHL 25』が9位にランクイン 。 『Warhammer 40,000: Space Marine 2』はダウンロード版の販売数を除いて初登場18位だったが、Circanaによれば、Steamにおける9月のアクティブユーザー数は3位とのことだ 。 ランキングで注目したいのは、先月には502位だった「デッドライジング」が11位に急浮上したことだ 。 ただし、ピスカテラによると、これはオリジナル版の『デッドライジング』と新たに発売された『デッドライジング デラックスリマスター』を合わせたものとのことで、それにより順位が急上昇したようだ 。