【ランキング】医学部の偏差値を比較 私大医学部の最難関は慶應、2位はどこ?
医学部医学科に合格するためには国公立、私立大学を問わず、高い学力が必要です。医学部は他学部と比べて、どのくらい難しいのでしょうか。河合塾のデータをもとに編集部で作成した「医学部偏差値ランキング」から読み解きます。国公立大学と私立大学の難易度を、それぞれランキング表で表しました。 【写真】頭がいい学生は「何となく」医学部を受験? マンガ「Dr.Eggs」の世界がリアルだと話題
現在の医学部医学科は、どのくらい難しいのでしょうか。 以下に示した表は、河合塾の最新(1月現在予想)の「2024年度入試難易予想ランキング表(医・歯・薬・保健学系)をもとに作成したものです。なお、この入試難易度は河合塾が2023年度入試の結果と2023年度に実施した「全統模試」や「共通テストリサーチ」を参考に設定しています。医学部の難しさをわかりやすくするために、参考として東京大学や京都大学などの他学部(科類)を併記しました。 まずは国公立大学医学部医学科のランキングベスト10(一般選抜前期日程)です。 ランキング1位は、共通テストのボーダー得点率が92%、2次試験の偏差値が72.5の東京大学理科三類です。難易度が医学部と並ぶ他学部(科類)をランキング表の参考欄に掲載しました。東京大学理科一類(ランキング表4位)、東京大学理科二類(同5位)、京都大学薬学部(同9位)、大阪大学薬学部(同10位)を医学部と比較しました。神戸大学医学部医学科は、東京大学理科二類よりも難しいといえます。 医系専門予備校メディカルラボ情報研究所の山本雄三所長は、「国公立大学の医学部は、ブランド力や知名度から東京大学や京都大学など旧帝大の人気が高い」と言います。 「国公立大学は、都市部に近いほど難度が高く、離れるほど入りやすくなっています。また、国公立大学は共通テストで80%以上の高得点を取れないと、2次試験で逆転合格することは難しくなります。共通テストで十分な得点が得られなかった場合は、全国の地方国公立大学を照準に出願先を検討しなければなりません」