ラーメン官僚も“大好物”の白河ラーメン。国内屈指の麺の聖地・白河でアクセス良好な絶品4店
名店② 移転オープンしたての実力派「手打中華 まことのどんぶり」
続いて紹介するのは、2011年11月、白河市の隣接自治体である泉崎村で開業し、2023年12月に現在地(白河市)へと移転オープンを果たした「まことのどんぶり」。2024年2月現在、おそらく白河市で最も新しい「白河ラーメン」専門店になるだろう。 同店の店主もまた、「手打中華 やたべ」による薫陶を受けた実力派。私は「白河手打中華 かしま」での実食終了後、徒歩でアクセスしたが、白河駅と「かしま」、「かしま」と同店が、ほぼ等距離。少し気合を入れれば、踏破できない距離ではないだろう。
現在、同店が提供する麺メニューは、「中華そば」「ワンタン麺」「チャーシュー麺」など。私は「かしま」で「手打中華」をオーダーしていたので、同店では「ワンタン麺」を注文した。 高級地鶏特有の奥深く重層的な滋味を土台に据えながらも、カエシ(醤油ダレ)のキレを前面へと押し出したスープは、やたべ系統の中では、ややスタイリッシュな趣だ。自家製麺は縮れが強く、「白河ラーメン」の麺のアベレージよりやや細めの仕立て。
結果的に「ワンタン麺」を頼んで大正解だった。餡に仕込まれた生姜から放たれる芳香が鼻腔を心地良くくすぐり、1杯の味わいに絶妙な華を添えていたのだから。 手打中華 まことのどんぶり 住所:福島県白河市池下95-5 営業:11:11~15:00 水曜、第2・4火曜定休
名店③ 初訪問ならワンタンが推し「かこい食堂」
次に紹介するのは「かこい食堂」。 2017年9月、JR白河駅近傍から現在地へと移転。移転後の店舗は、JR新白河駅からも白河駅からも2.5km程度離れた、徒歩圏ギリギリのロケーションだ。必ずしも至便な立地でないにもかかわらず、地元客を中心に営業時間中は常に「満員御礼」状態をキープし続ける人気ぶりは、驚異的と言うほかない。
店舗は、カウンター席専用の独立スペースまで設けた大箱。テーブル席も多めに確保し、ファミリー客、単独客のいずれにも対応することが可能な仕様だ。 提供する麺メニューは、「手打中華」「ワンタン麺」「チャーシュー麺」「ごまラーメン」など。初訪問時には、メニューリスト上に「おすすめ品」と明記された「ワンタン麺」を食されたい。