「こんなの絶対気づかない!」スーファミ版『FF』であまりに入手困難すぎた「超激レア装備」
入手が難しく、それに見合うだけの優秀な性能を誇るゲームの装備品などのことを「レアアイテム」と呼ぶ。RPGでは、こうしたレアアイテムを集めるのはお楽しみ要素のひとつであり、ロマンあふれるやりこみ要素でもあった。 【画像】「鬼畜すぎて涙…」通常プレイじゃ入手できそうにない激レア品が多かった『FF6』 それに通常のプレイでは存在に気づかないような強力なレアアイテムをふだん使いしているだけで、友だちに一目置かれたものだ。 さまざまなRPGにレアアイテムはあれど、スーパーファミコン時代の『ファイナルファンタジー』シリーズに見られた稀少アイテムの入手難易度の高さは、群を抜いている印象がある。 そこで今回は、とくに入手困難に思えたスーパーファミコン版『ファイナルファンタジー』シリーズにおける究極の激レアアイテムを振り返ってみよう。
■入手方法があまりにも特殊な「英雄の盾」
まずは『ファイナルファンタジー6』に登場した「英雄の盾」だ。物理防御力、魔法防御力、回避率、魔法回避率が軒並み優秀。さらに炎、冷気、雷、聖属性の攻撃を吸収し、水、風、地、毒の属性を無効化するという最強クラスの性能を誇る盾だ。 しかも究極魔法の「アルテマ」まで習得できるという優れモノである。 この英雄の盾を手に入れる方法はあまりに特殊で、まず崩壊後の炭坑都市ナルシェの民家に住んでいる老人に話しかけて、「血ぬられた盾」を入手する必要がある。 その老人から「もしその、のろいがとければ最強の盾となるのだが…」という謎のヒントを託されるが、具体的な方法は何も教えてくれない。 しかも、この「血ぬられた盾」は呪われており、装備するとステータスが減少。それに加えてバーサク、沈黙、混乱、スリップ、死の宣告といった状態異常が発生するため、まともに戦うのも困難だ。 実は、そのような強烈なデメリットを持つ「血ぬられた盾」を装備しながら、256回戦闘に勝利することで呪いが解け、「英雄の盾」になるのだ。 この条件を知っていれば、状態異常を防ぐ「リボン」を装備しながら、弱い敵を倒しまくればいいのだが、装備して256回勝利するという条件はゲーム内では明かされない。 「どこかでイベントでも発生して呪いが解けるのだろう」と思いこみ、「血ぬられた盾」を装備せずに保管しておくのが普通だろう。逆にノーヒントで「英雄の盾」をゲットできたプレイヤーがどれだけいるのか知りたくなるほど、厳しい条件に思えた。