国政野党の国会議員団が２２日、与那国町の糸数町長と面談し自衛隊の配備計画などについて意見を交わしました。 与那国町役場を訪れたのはアメリカ軍基地の問題に取り組む超党派の議員懇談会で自衛隊施設の視察や住民保護・避難に関する関係者との意見交換が目的です。 面談で糸数町長は国防の空白地帯を無くす為にも与那国島に自衛隊は必要との考えを強調しました。 ▽糸数健一与那国町長： 「有人島の与那国から始まる日本列島の国民の命と財産を守るという意思はあるんだよというそこは勘違いしちゃ困りますよという意思表示はしっかり他の国に伝える必要があるかなと思うんですよね」 一方、議員団は自衛隊配備を推し進めることが有事の際に住民のリスクを高めることになるのではと指摘しました。 ▽伊波洋一参議院議員： 「軍隊が来るところに戦争が来るつまり与那国も宮古島も石垣島も最初から戦場にようという事を前提にして基地が作られているという風に理解しています」 有事に備え自衛隊の増強が必要だと訴える糸数町長と、対話によって紛争を避けるべきだとする議員団の議論は平行線に終わりました。