徳山動物園に雌ライオン「コウメ」が来るよ 大分のサファリから 1年2カ月ぶり雌雄そろう
山口県周南市の徳山動物園は24日、ライオンの雌1頭を10月2日に九州自然動物公園アフリカンサファリ(大分県宇佐市)から迎えると発表した。7月に雄リントも譲り受けており、約1年2カ月ぶりに雌雄がそろう。一般公開を始める時期は未定で、体調を見ながら判断する。 迎えるのは同サファリ生まれの4歳のコウメ。徳山動物園によると、5歳のリントとはサファリで同じ群れにいた。搬入後は当面、寝室や獣舎の空き部屋で過ごさせてデビュー日を探り、リントとの同居を目指す。国内での飼育数が多く、繁殖は想定していない。北園で新獣舎の建設が進められており、完成する来年度に2頭は引っ越す予定。 同園はライオンが今春から不在となり、7月にリントを迎えた。リントはあおむけ姿を披露するなど落ち着いた様子で過ごしている。同園は「雌が仲間入りすることで、たてがみが立派な雄との違いを比べてもらえる」と期待する。
中国新聞社