障害者アートをコンビニのマルチコピーで販売 売り上げの一部は施設に寄付(鳥取市)
山陰中央テレビ
鳥取県内の障害者が制作したアート作品をコンビニエンスストアに設置された印刷機で販売するサービスが11月から始まりました。 事業を手がける大手コンビニの担当者がサービス開始を平井知事に報告しました。 杉谷紡生記者: 「こちらファミリーマートの店内のマルチコピー機です。画面でデザインを選択して料金を入れると。出てきました。障がい者の方が絵を描いたシール紙がプリントされます」 カラフルなデザインのシール。 鳥取県内の障がい者が描いた原画を山陰で活動するデザイナーがアレンジしました。 11月1日から全国のファミリーマート約1万6300店舗に設置されている「マルチコピー機」で購入することができます。 28日はサービスを手がけるファミリーマートの担当者と原画を制作した福祉施設の利用者などが平井知事にサービス開始を報告しました。 障がい者が描いた絵や文字をデザインとして活用する県の「山陰ご当地フォントプロジェクト」に賛同。シールとして商品化しました。 マルチコピー機を活用して障がい者アートを販売するのはファミリーマートでは初めてだということです。 鳥取県・平井知事: 「障がい者の活躍の場が一気に全国へと広がっていったことになりました。フォントだけにフォントありがとうございました」 ファミリーマートは2024年から、アートを通じて障害者の活躍の場を増やそうと、全国各地で作品展などを開いています。 また2023年から、障害者が安心して暮らせる社会の実現を目指す「あいサポート運動」の一環として鳥取県内の店舗で障がい者の雇用に積極的に取り組んでいます。 ファミリーマート中国リージョン・古口孝志部長: 「日本の人口の9.1%がなんらかの障害をもたれていると聞いている。そういった方々も大切なお客様であり、我々のお店で働くスタッフとしても力になっていただく一助になるのではないかと思う」 このシール紙は1枚550円で、2025年1月末まで販売され、売上の一部は県内の障がい者福祉施設などに贈られるということです。
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