フィスが前年の準優勝者ジェレを倒して準々決勝へ「厳しい試合になることはわかっていた」 [ハンブルク・オープン／テニス]

写真はフレンチ・オープン（フランス・パリ）でのアルトゥール・フィス（フランス）（Getty Images）

　ATPツアー公式戦「ハンブルク・オープン」（ATP500／ドイツ・ハンブルク／7月15～21日／賞金総額204万7730ユーロ／クレーコート）の男子シングルス2回戦で、第5シードのアルトゥール・フィス（フランス）が前年の大会で準優勝を飾ったラスロ・ジェレ（セルビア）を7-6(3) 6-2で退けベスト8進出を決めた。 ～ハンブルク・オープンで8強入りを決めた第5シードのフィス選手～ 　2-1からブレークした直後に追いつかれたフィスは第9ゲームで15-40のピンチを凌いでキープしたあともつれ込んだタイブレークを制して第1セットを先取し、第2セットで2度相手のサービスゲームを破って1時間46分で試合を締めくくった。 「彼（ジェレ）は昨年の大会で決勝に進出したから、最初から厳しい試合になることはわかっていた。特に第1セットはラリーが多く、非常に激しいプレーをしたと思う。自分の調子はよかったけど、彼がとても元気そうに見えた。最終的には重要な場面でとてもいいプレーができたから、この勝利に凄く満足している」とフィスは試合後のオンコートインタビューで語った。 「今のように厳しい練習を積んでいるときの僕は数時間に渡って素晴らしいレベルとフィットネスを発揮することができる。僕を倒したいならタフにならなければならない。僕は試合を手放したりなんてしないからね」 　昨年に続く4強入りを目指すフィスは次のラウンドで、予選勝者のマルコ・トゥルンヘリッティ（アルゼンチン）を6-4 6-3で破って勝ち上がった第2シードのオルガ・ルーネ（デンマーク）と対戦する。 　そのほかの試合では第1シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）がユーゴ・ガストン（フランス）に4-6 6-2 7-5で逆転勝利をおさめ、第8シードのジャン・ジジェン（中国）はフラビオ・コボッリ（イタリア）を6-1 7-6(5)で振りきり、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。