今大会の成績がパリ五輪本大会の組み分けに直結【サッカー U-23アジア杯】
サッカーU23日本代表がパリ・オリンピック出場を決めた。 4月29日(日本時間30日)にカタールで行われたU23アジアカップ準決勝でイラクを2-0で破り、大会上位3位以内を確定させてパリ行きの切符を手にした。 【動画】U-23日本代表に招集された唯一の大学生・内野航太郎!大学No.1ストライカーが出国前の試合でもゴール FW細谷真大選手(柏)とFW荒木遼太郎選手(F東京)が前半でゴールを決めて、日本の8大会連続通算12度目のオリンピック出場権獲得に貢献した。 日本は5月3日の決勝でアジアタイトルをかけて2大会連続の決勝進出で初のオリンピック出場を決めたウズベキスタンと戦う。
今大会決勝の勝敗はアジア王座獲得だけでなく、パリ・オリンピックのグループステージ組み合わせを左右する。 16チームが出場するオリンピックのグループ分けとスケジュールは決定済みで、今大会で優勝してアジアトップになればD組に入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと同組となるが、準優勝の場合はC組に入り、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国と対戦する。 なお、アジア予選3位突破チームはアルゼンチン、モロッコ、ウクライナと同じB組で、アジア-アフリカプレーオフ勝者はA組でフランス、アメリカ、ニュージーランドと戦うことになる。決勝トーナメントの準々決勝には各組上位2チームが進出できる。 日本が5月3日の決勝で対戦するウズベキスタンは、29日の準決勝でインドネシアに2-0で勝利して2大会連続での決勝進出を決めた。 前回、日本がU21代表で出場した2022年大会では準決勝で対戦して0-2と敗れており、今回は雪辱を期しての戦いとなる。 大岩監督は、「決勝はより厳しい戦いになる。しっかりと勝つように準備をして戦いたい」と話した。 キャプテンを務める藤田選手は、「自分が狙っているのはアジアの頂点。いつも通りに全力でプレーして、試合をコントロールできるようにアグレッシブにプレーしたい」と言い、松木選手も「優勝するためにここに来ている。最後の一戦は負けられない」と気持ちを引き締めていた。 なお、準決勝で敗れたインドネシアとイラクは5月2日の3位決定戦に進み、勝者はオリンピック出場権を獲得。敗者はアフリカ予選4位のギニアと5月9日にフランスで行われる大陸間プレーオフで最後の1枠をかけて戦う。 パリ・オリンピックの男子サッカーは7月24日、他競技に先立って大会開会式が行われる2日前にスタートする。