生命の讃歌が、客席に、天に届きますよう…朝海ひかるら出演のunrato「Silent Sky」開幕
「unrato#12『Silent Sky』」が、本日10月18日に東京・俳優座劇場で開幕した。 【画像】unrato#12「Silent Sky」より。(撮影:友澤綾乃)(他10件) 「Silent Sky」は、アメリカの劇作家ローレン・ガンダーソンの戯曲。1900年代前半に実在したアメリカの天文学者ヘンリエッタ・スワン・レヴィットの生涯を描く。日本初演となる今回は翻訳を広田敦郎、演出を大河内直子、音楽を阿部海太郎が担当する。 出演者にはヘンリエッタ役の朝海ひかる、ヘンリエッタの妹マーガレット役の高橋由美子のほか、ヘンリエッタが勤めるハーバード大学天文台のピッカリング天文台長の部下、ピーター役の松島庄汰、膨大な数の恒星の分類で成果を残したアニー・キャノン役の保坂知寿、家政婦から天文学者となったウィリアミーナ・フレミング役の竹下景子が名を連ねた。 朝海は「天文学と夢、音楽、そして人間の絆を通して少しでも皆様の心に響くものがあれば幸いです。この機会に是非、劇場へ足をお運びください。お待ちしております!」とコメント。大河内は「この宇宙をお客様と共に旅することを楽しみにしております。生命の讃歌が、客席に、天に届きますよう。劇場に足を運んで下さるお客様、そして俳優座劇場を育くんだ歴史に感謝をこめて」と語った。 上演時間は休憩を含め2時間30分を予定しており、東京公演は10月27日まで。その後本作は11月1日から4日まで大阪・ABCホールでも上演される。 ■ 朝海ひかるコメント 「Silent Sky」の初日を迎えられたこと、大変嬉しく思います。 皆様に、ヘンリエッタの半生とともに、この物語の魅力をお届けできることが何よりの喜びです。 天文学と夢、音楽、そして人間の絆を通して少しでも皆様の心に響くものがあれば幸いです。 この機会に是非、劇場へ足をお運びください。お待ちしております! ■ 高橋由美子コメント 初日の幕が開きました。今もドキドキしています。 とにかく、お稽古でやってきたことを大切にもっとブラッシュアップして、お姉さんを支える事が出来る様に、毎公演、強くて心の大きな妹を目指します! そして、素敵なお芝居になる事を祈りつつ星たちに見守られながら、日々精進いたします。ドキドキの大きな理由は……、今までやったコトがない事をお見せするからです。 どうなる事やら!? ■ 松島庄汰コメント いよいよ幕が開きました。稽古の帰り道、いつも自分にはまだ広がる可能性があるのではないかと考えながら帰っていました。技術が進歩した現代に比べ、100年前は個々の知識や視野も限られていたはず。それでも彼女達は宇宙の広大さや自分の夢を信じて果敢に挑んでいきます。そんな情熱に満ちた姿をそばで見て、日々勇気をもらっていました。劇場という限られた空間の中で、宇宙が広がる瞬間をぜひ皆様と共有できたらと思います。ご来場を心よりお待ちしています。 ■ 保坂知寿コメント 「Silent Sky」まもなく船出の時。 100年前、自由に生きることもままならなかった時代に、熱く果敢に生きた女性達の功績は、今に繋がっています。この芝居を見終わった後、お客様の中に何が残り、何が生まれるのか……。 偉大な女性達に敬意と感謝を持って、私達も果敢に出航したいと思います。 ■ 竹下景子コメント 大河内直子さんの「Silent Sky」に参加できたことに至福と感謝の思いでいっぱいです。しなやかでたくましい愛の人ウィリアミーナを一回一回、千穐楽まで精一杯生き抜きたいと思います。スタッフ、キャスト、皆の個性がくまなく生かされたみずみずしい舞台。劇場は静かな熱気に満ちています。まもなく、美しい物語の幕が上がります。神さま、どうぞ私達をお見守りください。明けの明星がまたたく空を見上げて祈ります。 ■ 大河内直子コメント 俳優座劇場に「Silent Sky」が立ち上がりました。 この宇宙をお客様と共に旅することを楽しみにしております。 生命の讃歌が、客席に、天に届きますよう。 劇場に足を運んで下さるお客様、そして俳優座劇場を育くんだ歴史に感謝をこめて。 ■ unrato#12「Silent Sky」 2024年10月18日(金)~2024年10月27日(日) 東京都 俳優座劇場 2024年11月1日(金)~2024年11月4日(月・振休) 大阪府 ABCホール □ スタッフ 作:ローレン・ガンダーソン 翻訳:広田敦郎 演出:大河内直子 音楽:阿部海太郎 □ 出演 ヘンリエッタ・レヴィット:朝海ひかる マーガレット・レヴィット:高橋由美子 ピーター・ショー:松島庄汰 アニー・キャノン:保坂知寿 ウィリアミーナ・フレミング:竹下景子 ※初出時よりコメント内容を変更しました。