思い出の「3丁目劇場」があった岡山 市民の足「おかでん」には官庁街へ向かう路線があった【今昔さんぽ 諸国漫遊記】
1枚の写真から街を再発見!今昔さんぽ 諸国漫遊記。 兵動さんが関西を飛び出して、岡山で「今昔さんぽ」に繰り出します。スタートは岡山城前。「烏城(うじょう)」と呼ばれる、黒い壁が美しいお城です。 ■【動画】【今昔さんぽ 諸国漫遊記】思い出の「3丁目劇場」あった岡山 市民の足「おかでん」には官庁街へ向かう路線があった
今回、1968年(昭和43年)に岡山市内で撮影された写真の撮影場所を探ります。 路面電車が写っていますが、車両に「さようなら『番町線』」と書かれ、花が飾られています。廃線のイベントなのでしょうか。
■兵動さん思い出の「3丁目劇場」
兵動さんも土地勘のある岡山の「3丁目劇場」付近に向かいました。そのあたりも路面電車が走っています。 【兵動大樹さん】「私の青春の思い出の劇場がここなんですよ(「3丁目劇場」現在は閉館)。20年近く前かな。めちゃくちゃ金がなくて。1泊で来るんだけどお金がないから、夜は若井みどり師匠とか、おかゆうた兄さんとかにご飯連れて行ってもらった。それがうれしかった」 岡山市内を走る路面電車、通称「おかでん」は岡山駅から延びる「東山線」と「清輝橋線」の2路線のみ。1968年までどこかに「番町線」があったようです。
■市民の足「おかでん」 かつてもう1路線あった
1900年創業の「毛糸・手芸タナベ」で、店主の田邊光男さん(96)に写真のことを聞くと、「番町線」は城下筋(しろしたすじ)を北へ走っていたとのこと。 1912年(明治45年)に開業した「おかでん(岡山電気軌道)」。通勤や通学、買い物など市民の足として長らく親しまれてきました。「おかでん」の1路線だった「番町線」は、沿線にあった官公庁が戦後に廃止や移転したことで乗客が減少し、1968年に廃線となりました。 線路が走っていた場所は分かりましたが、撮影場所はどこなのか。地元で生まれ育った「天野薬品」の天野勝昭さん(79)によると、すぐ近くの「弓之町東」交差点のあたりだといいます。右端に写る駄菓子屋さんは、現在チョコザップになっているそうです。 【兵動大樹さん】「駄菓子のチョコと、いまはチョコザップ。『チョコ』つながり」
【兵動大樹さん】「岡山、温かい人が多かった。地域のお話を聞かせてもらったら、自分の地元のような気がしてきました」 (関西テレビ「newsランナー 今昔さんぽ 諸国漫遊記」 2024年10月22日放送)