松山英樹は46位で幕「すごく悔しい」
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(27日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70) 【画像】優勝したのはこの人 奥目にカップが切られた最終9番、松山英樹の目線はピンに向けられていた。5Wで打ったセカンドショットはグリーン奥のラフへと転がった。それでも、高く打ちあげたチップショットをピンそばに寄せて1パットのパー。日本のエースを温かい拍手が包んだ。
“裏街道”の10番から出た最終日は、14番(パー5)でバーディを先行した。続く15番はティショットを右バンカーに入れたが、そこからピン左2m弱につけて2連続バーディとした。後半は実測507ydで難度2位の4番で長いバーディパットを沈め、大観衆を沸かせた。 3バーディ、1ボギーの「68」。2021年に優勝した舞台、パリ五輪銅メダルを引っ提げての通算4アンダー46位には満足できるはずもない。ロープの外から届く「頑張れ」のエールに「うれしかった」と感謝しつつ、「プレーで応えることができなかったのがすごく悔しい」と申し訳なさをにじませた。
日本で初めて開催されたPGAツアーは今年で、ひとつの区切りを迎える。「1回優勝できたし、すごく良い思い出が残る大会」と振り返り、来年以降の日本開催に期待を寄せた。 次戦は「白紙です」と話し、年内の試合は未定。取材対応後はサインを求める行列へと向かった。(千葉県印西市/石井操)