出場枠増加したのにナイジェリアのW杯出場が危ない ルックマン、ボニフェイスらいても《4戦0勝》のピンチに
今節はベナンに1-2で敗北
2026ワールドカップ・アフリカ予選を4試合消化し、まさかの0勝。ナイジェリア代表が思わぬスタートを切っている。 ワールドカップは2026年大会より出場国が48に拡大しており、それに合わせてアフリカの出場枠も5から9.5に増えている。確実にチャンスは増しており、ナイジェリアのようなアフリカを代表する強豪のワールドカップ出場は確実かと思われた。 しかし、ナイジェリアは10日に行われたアフリカ予選第4節でベナンに1-2で敗北。これで成績は0勝3分1敗となり、グループCでまさかの6チーム中5位に沈んでいる。 2026年大会のアフリカ予選はグループAからグループIまで9グループに分られていて、各グループ6チームで構成されている(グループEのみエリトリアの辞退で5チーム)。そのうちグループ首位の9チームは自動的にワールドカップ出場権獲得だ。2位のチームは、成績上位の4チームがプレイオフラウンドへ回ることになる。 ナイジェリアはベナン、レソト、南アフリカ、ジンバブエ、ルワンダと同居しているが、戦力的にはナイジェリアが上だ。チームにはヨーロッパリーグ決勝のレヴァークーゼン戦でハットトリックの活躍を見せたことが記憶に新しいアタランタFWアデモラ・ルックマン、レヴァークーゼンの無敗優勝に貢献したレヴァークーゼンFWヴィクター・ボニフェイス、ナポリFWヴィクター・オシムヘン、ミランFWサミュエル・チュクウェゼら攻撃陣を中心に欧州5大リーグで活躍するタレントが揃っている。 しかし予選ではいきなりレソト、ジンバブエ相手に1-1で引き分けてしまい、今節はベナン相手に先制しながらも逆転負けを喫してしまった。ナイジェリアは2022年のカタール大会で予選敗退に終わっており、2大会連続の敗退は許されない。しかも今回からは出場枠が増えている。 現在グループCの首位に立っているのはルワンダで、ナイジェリアとは4ポイント差がついている。まだ逆転可能な勝ち点差ではあるが、ナイジェリアもそろそろギアを上げていかなければ取り返しのつかないことになりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部