スカイマーク、CAエプロンもリニューアル 機内サービス刷新
スカイマーク(SKY/BC、9204)は、機内サービスを3月からリニューアルすると同時に、客室乗務員が着用するエプロンや、提供する紙コップのデザインを一新する。 【写真】スカイマークが導入予定「最大の737 MAX」737-10 客室乗務員のエプロンは、スカーフ柄を取り入れた落ち着きのあるデザインに。紙コップは、スカイマークの就航地をイメージしたデザインで、6種類用意する。 新しい機内サービスのコンセプトは「空で味わう就航地」。無料のドリンクサービスや機内販売品も就航地に関連したものを扱う。 2015年1月28日に経営破綻したスカイマークは、2022年12月14日に東京証券取引所グロース市場へ再上場を果たし、2023年11月には筆頭株主が再生を主導した投資ファンド「インテグラル」から、フジドリームエアラインズ(FDA/JH)などを傘下に持つ鈴与ホールディングス(静岡市)に異動している。 再上場と前後して、機材投資やサービス刷新を加速させている。2022年11月には、ボーイング737-800型機の後継機として737 MAXを導入すると発表し、2023年1月に正式発注した。標準型の737-8(737 MAX 8)と超長胴型の737-10(737 MAX 10)の2機種計6機を購入機として導入するほか、既存機の置き換えが中心となる737-8はリースでも6機導入する。最初の導入はリース機で2025年4-6月期以降を予定し、購入機の737-8は2026年度、737-10は2026年度から2027年度の受領を計画している。 また、今月2月14日からは搭乗者情報を事前登録できる機能や、予約便一覧を確認できる機能を実装する「マイページサービス」をスタート。サイトの利便性を高め、低価格運賃や定時運航率の高さをビジネス客にも訴求するとともに、既存の多頻度利用者の満足度向上も目指す。3月のサービスリニューアルでは、地域との共生を打ち出していく。
Tadayuki YOSHIKAWA