原発再稼働「気を引き締めて」 柏崎市長、東電社長と会談
東京電力の小早川智明社長は23日、柏崎刈羽原発が立地する新潟県刈羽村と柏崎市を訪れ、両首長とそれぞれ会談した。桜井雅浩市長は、原子力規制委員会が同原発に出していた事実上の運転禁止命令を昨年12月に解除したことに触れ「気を引き締めて再稼働に向け準備をしてほしい」と求めた。 桜井市長と小早川社長は市役所で約25分間意見を交わした。終了後取材に応じた桜井市長は、安定的なエネルギー供給などの観点から再稼働の意義を認める一方で「信頼を失うような大きなミスは認められない」とくぎを刺した。 刈羽村の品田宏夫村長は24年中の再稼働を要望。小早川社長は慎重な姿勢を示した。