【特集】スペシャル対談 鳥谷敬 × 東京パラリンピック銀メダリスト・宇田秀生(読売テレビ「あすリートPlus」)
◆遠征が多いアスリートにとって貴重な家族との時間
シーズン中は世界を転戦し、オフは長期の合宿。パリパラリンピックで金メダルが期待されるJTU強化選手として、宇田選手は1年の大半を家族を離れて過ごしています。そのため、家族と家で過ごす時間は、何よりの幸せです。わんぱく盛りの小学生の息子2人は、宇田選手が帰宅すると喜んで玄関まで飛んで行きます。 (宇田)「離れている時間が多くて最初は本当にお互い寂しかったんですけど、今は慣れました。『また遠征?次どこ行くの?』ぐらいの感じで聞かれます。鳥谷さんも現役時代は自宅にはあまりいなかったですか?」 (鳥谷)「1年の半分は遠征です。子どもと会えないのが寂しいというより、離れれば離れるほど子どもが成長していて、それが嬉しいですね。奥さんからすれば『あなたもちゃんと見てよ』という感じだと思いますけど。赤ちゃんの時だったら1ヶ月半経って帰ってきたらハイハイしてるとか」 (宇田)「赤ちゃんの90日はめちゃめちゃ早いですよね」 (鳥谷)「早いです。ああいうのを見ると、家をだいぶ空けてたんだなあと思います(苦笑)。宇田選手の息子さんたちは何かスポーツはしていますか?」 (宇田)「長男はサッカーにどハマりしていて、次男は体操教室に通っています。2人ともスイミング教室に行っています」 (鳥谷)「うちも子ども5人いるんですけど、体操教室とスイミング教室だけは全員行っています。長男はサッカーをしていて、次男はボクシングとか。3番目の長女は新体操。下の2人はサッカーと体操と水泳ですね」 (宇田)「鳥谷家の基本は水泳と体操なんですね」 (鳥谷)「水泳は左右のバランスをうまく使うし、体操は自分の体をうまく使うというメリットから、まず水泳と体操をやって、そこから自分の好きなスポーツをやってもらうというのが1番かなと考えています」
◆「日本で1番元気な障がい者に」未来へのビジョン
(鳥谷)「どこに向かっているとか、何歳までやりたいとか、ご自身の中でビジョンはあるんですか?」 (宇田)「まずは2025年のパリパラリンピックに向けて、とりあえず全力でやるんですけど、その先の2028年ロサンゼルス大会も行けるだろうと思っています。そのあとは、日本で1番元気な障がい者になろうと考えています」 (鳥谷)「もう充分なっている気はしますけど…(笑)」 まだまだ続く競技人生。宇田選手は走り続けます。(読売テレビ「あすリートPlus」12月17日放送)