忘新年会って必要?「飲み会は大事」「上司に気を使う」今も昔も温度差は同じ!?考慮してランチ形式が増加
信用調査会社の東京商工リサーチが県内の108社を対象に忘新年会の実施をアンケートしたところ、「コロナ禍前も今回も実施する」は43.5%、「コロナ禍前は実施せず、今回は実施する」は15.7%でおよそ6割が実施することがわかりました。 2022年の同様の調査と比べると12.9ポイント上昇していて「復活」の傾向が伺えます。 「コロナ禍前も今回も実施する」とした企業の開催理由は、「従業員の親睦を図るため」が最も多く、次いで「従業員の士気向上のため」でした。
一方、「コロナ禍前も今回も実施しない」は18.5%、「コロナ禍前は実施したが、今回はしない」は22.2%でした。 実施を見送った理由で最も多かったのは「開催ニーズが高くない」次いで「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」という結果でした。 若者を中心に、いわゆる「飲みニケーション」を敬遠する傾向があり、出費を伴い自分の時間が減る宴会を負担と捉える向きがコロナ禍で強まったとされています。 このため、なるべく負担を減らそうと食品などを手配し、社内で「ランチ形式」の忘年会をするケースが増えているようです。
■若手は初の忘年会
冒頭で紹介した専門商社の忘年会。 参加した社員はー。 社員: 「(コロナ禍は)距離感もできちゃったりして寂しかったですけど、こうやってみんなの笑顔が見れるのが楽しい」
若手は初の忘年会―。 入社2年目: 「入社2年目になります。(忘年会)初めてです。楽しいですね、なかなかなかったのでこういう機会が」 入社4年目: 「楽しいです。これだけ一堂に会することもあまりないのでね」
幹事はー。 忘年会幹事・小澤直也さん: 「普段仕事で絡めない人もいっぱいいますので、そういう人たちと一緒に話す機会というのは、飲み会だったり忘年会だったりというところしかないかなと思っている」
副社長はー。 上條器械店・加藤寿康副社長: 「日頃は真面目な顔して仕事しているんですけど、お酒飲んで変わる人もいるから、きょうはその観察も兼ねて来ていますので。皆飲んで、和気あいあいとして次の日のパワーにしてもらえればいいと思います」