【国内累計販売500万台を達成】進化し続ける軽ハイトワゴンの怪物「スズキ ワゴンR」の歴史
スズキが、軽乗用車「ワゴンR」シリーズが2023年11月2日に国内累計販売台数500万台を達成したことを明らかにした。国内累計販売では最短期間となる30年3カ月目での達成した。国内累計販売500万台を達成したスズキのモデルは37年8カ月目で達成したアルトに次いで2車種目となる。 【画像】国内累計販売台数500万台を達成!「スズキ ワゴンR」の歴代モデルを詳しく、写真を見る(全9枚)
軽自動車市場に衝撃を与えた革命的モデル
1993年9月に誕生した初代ワゴンRは、軽自動車の永遠の課題とされた室内空間の狭さを全高を大きくとることで克服し、市場に衝撃を与えた革命的モデル。 それまでセダンタイプが中心だった軽自動車に「軽ワゴン」という新たなジャンルを創出。軽ワゴンという市場を築き上げたワゴンRは、部品の共用化など徹底したコスト削減が行われたことでも大きな注目を集めた。 その後も、ワゴンRは、1998年に2代目、2003年9月に3代目、2008年9月に4代目、2012年9月には5代目へと進化。ターボエンジンの搭載で小型乗用車なみの性能を発揮するようになると、相対的に維持費の高いコンパクトカーからの乗り換え需要も獲得し、軽スズキの軽自動車としてだけでなく、日本の軽自動車を代表するモデルとなった。
ワゴンRスマイルを追加して、さらに人気を加速
2017年2月に登場した現行6代目は、ベーシックな標準車に加え、上質感を高めた「カスタム」、ワイルドなデザインの「スティングレー」の3つの外観を展開。パワーユニットも自然吸気エンジンのほか、それをモーターでアシストするマイルドハイブリッド、そこにターボを加えた3種類を設定。また、CVTのほかに、標準車に5速MTを用意するなどバリエーションは豊富だ。 また、2021年8月には、後席ドアをスライド式としたワゴンRスマイルを追加設定して軽自動車月間販売台数ナンバー1の座を奪還するなど、ユーザーからの要望やその時代に求められる安全性能、環境性能などを取り入れながら進化を続けている。
ワゴンRの歴史と国内累計販売台数
1993年9月 初代ワゴンR発売 1998年10月 2代目ワゴンR発売 1999年3月 国内累計販売台数100万台達成 2003年9月 3代目ワゴンR発売 2003年12月 国内累計販売台数200万台達成 2008年6月 国内累計販売台数300万台達成 2008年9月 4代目ワゴンR発売 2012年9月 5代目ワゴンR発売 2013年9月 国内累計販売台数400万台達成 2017年2月 6代目ワゴンR発売 2021年8月 ワゴンRスマイル発売 2023年11月 国内累計販売台数500万台達成 文/近藤暁史 写真提供/スズキ
MonoMaxWeb編集部