「他人の目線は全く気にしない」“みちょぱ”こと池田美優の「美しさ」につながるもの[FRaU]
社会や環境だけでなく、自分自身の心に耳を傾け、心地よい生き方を求める時代となった今、美容を特集する上で一つの疑問が。そもそも、「美しさ」とは一体何か――? その答えが知りたくて、ゆるぎない個性を発揮し、さまざまなフィールドで活躍するモデルでタレントの池田美優さんにお話を伺いました。
美しさは外見じゃない。 意識せず、自然と滲み出るもの
その歯に衣着せぬ物言いは、誰かに媚びることのない本音であると同時に、どこか優しさが内包されている。芯は強く、それでいてしなやかさを持ち合わせた池田美優さんにとって、「美しさ」とは何だろう。 「もちろん見た目としての美しさもあると思うんですが、私にとってはメンタルというか、内面を表すものという印象が強いかもしれません。正直、顔がすごくキレイだったりカッコよかったりする人はたくさんいるけど、美しく見えない時ってあるんですよね。だからこそやっぱり外見的なものじゃなくて、意識しなくても滲み出るものが『美しさ』なんじゃないかな。意識してしまうと、その途端にあざとさが生まれてしまうし。 それに一言で『美しさ』と言っても、私はこう思っているけど人によって考え方も違うし、価値観も違う。何を『美しさ』と感じるかは人それぞれじゃないですか。それなら、他人目線で美しさを意識した、とて!って思うんです。だから、私が自分に対して向ける目は、自分の目線でしかない。他人の目線や意見は、全く気にしていないです。 そう思うようになったきっかけは、小学5年生の頃。友達のお姉ちゃんがものすごいギャルで、出会った時に『めっちゃ可愛い!楽しそう‼』って夢中になって。雑誌を見たり色々と研究しながらギャルメイクに目覚めていったら、元々サバサバした性格ではあったのかもしれないけど、不思議と周りの意見とか色んな事が気にならなくなったんです。よくある子供同士の陰口とかも、勝手に言ってれば?って。 その当時の友達とかには『あいつ変わったな』って思われていたかもしれないけれど、自分としてはギャルメイクをしたことでマインドまで変わって、すごく色んなことがラクになったんですよね。ただ、当時ギャルメイクで登校する小5っていなかったんで、先生に『小学生らしい格好で来てください』って言われたり(笑)、中学生の時も校則は厳しかったわけじゃないけど、あまりにギャルがいない地域すぎて、髪を染めたらなんか言われたりしてましたよ。 でも『人は人、私はこれがいいの!好きにさせてよ!』って思っていたから、自分を変えることはなかったです。もちろん人に迷惑をかけない範囲で、ですよ。今もそこは変わらない」