サバンナ八木「決定権は100%相方」 独特ルール貫き結成30周年 高橋には「感謝しかない」
■夫婦関係においては決定権は100%八木「奥さんも納得してくれている」 夫婦関係においては「決定権は100%自分」だそうで、「コンビも夫婦も話し合いで決めるようにしたら揉める。絶対どちらかがコントロールしないとうまくいかないと思います。夫婦関係においてはすべて僕が決めていて、奥さんも納得してくれています」とのこと。 決定権を100%持つということは「その分、責任も大きい」と語る。 「嫁は働いていないので、僕が仕事を失ったらダメだし、100%決められるということは100%責任を背負うので、しんどいことでもあるんです。相方も同じで、全部決めるというのはしんどさもありますが、どちらかが決めるようにするというのが夫婦においてもコンビにおいてもうまくいく秘訣だと思います」 また、「コンビは運命共同体」だと八木は言う。 「例えば、どちらかが遅刻してきたとして、それに対して怒るという次元ではないというか、もっと深いところでつながっていないとやっていけないと思うんです。相方が遅れたということは自分が遅れたのとほぼ一緒と思わないといけない。それくらいの領域に入らないと30年も続かないと思います」
多くの営業の仕事がもらえているのも「相方のおかげ」
高橋はレギュラー番組を10本以上抱える売れっ子。八木も、レギュラー番組は0本でも“吉本の営業王”と呼ばれるほど営業に引っ張りだこで、今年4月には書籍『未確認生物図鑑』を発売するなど幅広く活躍している。 個人での活動が圧倒的に多い日々だが、あくまでもコンビの活動を軸に考えていると八木は言う。 「個人の仕事は、相方が1人で活動していて空いた時間にやっているだけなんです。優先順位が全然違います」 そして、「本当はコンビで動くことが理想」と言うも、将来的にコンビの仕事をもっと増やしていくかどうかは「相方が決めることで、僕が決めることではない」ときっぱり。「決定権は100%相方」という考えがブレることはない。 多くの営業の仕事をもらえているのも、「相方のおかげ」だと感謝している。 「相方がテレビで活躍してくれて、名前を売ってくれているからこそ、その知名度で営業に行けている。僕だけの力じゃなくて、相方の力であり、吉本興業の歴史そのものでもある。僕がただのピン芸人として行くのと、サバンナであり、吉本興業の芸人として行くのでは全然信頼度が変わるので」 個人の仕事もコンビに還元したいという思いが強い。 「1人だとしてもサバンナとして活動している意識でやっています。僕の頑張りは10分の1ぐらいで、9割は相方の頑張りだと思いますが」