金の値上がりが続く中、6月5日に名古屋で始まった「大黄金展」は、盗難対策も強化されました。 【写真を見る】“1億円”のサッカーボールも!　金製品を展示販売する「大黄金展」　金の値上がりもあって貴金属の買い取りコーナーも人気 会場では「黄金の虎と龍」がお出迎え! 名古屋市中区の松坂屋名古屋店で5日、「大黄金展」が始まりました。 目玉は、1億円を超える黄金のサッカーボールや、総額6000万円近い超豪華な将棋の駒など。 金は値上がりが続いていることもあって、会場に並ぶ1000点以上の金製品は例年にも増して注目を浴びています。 そして、今回はこんな「変化」も… （徳田早穂記者） 「この大黄金展では、全ての金製品の前に（一定の距離を保つ仕切りの）ベルトパーテーションが設置されています」 ことし4月、東京・日本橋で開かれていた「大黄金展」では、1000万円相当の「金の茶碗」が盗まれる事件が発生。 これを受けて、防犯対策が強化されたのです。 （SGC 山下貴大さん） 「スタッフを含めた人員の強化、防犯カメラの増設を行っている。よりお客さまに安心して買ってもらえるよう（防犯対策を）強化している」 今回の「大黄金展」では、東京で盗難被害にあった金の茶碗と同じ作家の湯飲みや急須なども展示。 警備員やカメラの台数を増やすなど、防犯対策を強化しています。 （買い取り担当スタッフ） 「金額は6万6700円です」 一方、値上がりを続ける金の価格。 会場では、貴金属の買い取りコーナーも人気を集めています。 （SGC 山下貴大さん） 「金価格が5月後半に史上最高値を更新したこともあり、オープン前から多くのお客さまに問い合わせをいただいている」 こちらの女性が持ち込んだのは、タンスにしまい込んでいたという18金のネックレス。 「5万円」の値がつき、その場で売ることを決めました。 （売りに来た人） 「3万くらいかなと思っていたがプラス2万円くらい。うれしかった」 （SGC 山下貴大さん） 「金価格は、これだけ上がっているが、まだまだ上がる見込み。1000点以上、金製品がそろっているので、目で見て音で聞いて、五感で楽しんでもらいたい」 松坂屋名古屋店の「大黄金展」は、6月10日まで開かれています。