KAAT×新ロイヤル大衆舎「花と龍」に福田転球・安藤玉恵・松田凌ら、舞台上には屋台村も
「KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』」が来年2月8日から22日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールで上演される。 【画像】KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2「花と龍」仮チラシ(他1件) 「花と龍」は、新ロイヤル大衆舎とKAAT神奈川芸術劇場が約4年ぶりにタッグを組む新作。火野葦平が自身の両親をモデルに描いた長編小説を原作に、齋藤雅文の脚本、長塚圭史の演出、山内圭哉の音楽で立ち上げることは既報の通り発表されていたが、このたび出演者が明らかになった。 明治時代の終わり、北九州若松の地で出会った玉井金五郎という男とマンという女。劇中では、2人がたくましく生き抜く姿が、彼らを取り巻く周囲の人たちの様子と共につづられる。玉井金五郎を福田転球、妻・マンを安藤玉恵が演じるほか、金五郎の弟分・新之助役で松田凌が参加。さらに村岡希美、稲荷卓央、北村優衣が出演する。 なお、今回はKAAT神奈川芸術劇場 ホールの舞台上に観客が実際に買い物できる特設の屋台村が出演し、臨場感あふれる市場のにぎわいを作り出すほか、客席前方には桟敷席が設けられる。長塚は「名もなき男女が、厳しい時代の変換期に出会い、己の正しさに従って真っ直ぐに進み、思いがけぬほど多くの人々の心を動かしていきます。シーズンタイトル『某』と呼応する人情活劇であり、北九州の炭鉱が栄えた日本経済発展の歴史の大いなる1ページでもあります」と作品について説明。2021年に「『王将』-三部作-」を上演した際は、コロナのため「縁日のような賑わいを生み出すことは叶いませんでした」と振り返り、今回は「飲食可の市場(屋台村)をなんと舞台上に作り、そのまま客席での観劇に流れ込んでいただくという無茶な空間を生み出したいと考えています。日本の演劇を明るく照らす新ロイヤル大衆舎と、不可能を可能にするKAATの新作にご期待ください」とコメントした。 上演時間は休憩ありの約3時間。チケットの一般販売は12月1日にスタートする。 ■ KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2「花と龍」 2025年2月8日(土)~2025年2月22日(土) 神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール □ スタッフ 原作:火野葦平 脚本:齋藤雅文 演出:長塚圭史 音楽:山内圭哉 □ 出演 福田転球 / 安藤玉恵 / 松田凌 / 村岡希美 / 稲荷卓央 / 北村優衣 / 森田涼花 / 成松修 / 新名基浩 / 大鶴美仁音 / 坂本慶介 / 北川雅 / 山内圭哉 / 長塚圭史 / 大堀こういち ※U-24チケット、高校生以下・シルバー割引あり。