イランが米陣営ハッキング関与 グーグル報告、大統領選で被害
【ニューヨーク共同】米IT大手グーグルは14日、イラン政府関連のハッカー集団が5~6月に米大統領選の民主・共和両陣営の計十数人にハッキングを仕掛けたとの報告書を公表した。現在も外国勢力によるハッキング未遂が続いており、グーグルは両陣営に対策強化の重要性を訴えた。 共和党候補のトランプ前大統領の陣営は10日、ハッキング被害に遭ったと明らかにしていた。米連邦捜査局(FBI)は両陣営に対するサイバー攻撃へのイランの関与を捜査している。 報告書によると、ハッカー集団はイラン革命防衛隊の関連組織「APT42」。実在の組織や個人を装って個人情報を窃取するフィッシングメールを送っていた。