家事育児問題、「扶養内パートでは家事分担してくれないの?」納得できない妻たちの叫び
負担が多いと感じた時は、相談して夫婦で家事の見直しを
仕事をスタートすると家事と仕事の両立は大変ということも。家事負担の削減や軽減と分担について、KEIKOさんに聞きました。 「働き始めると、今までと時間の使い方が大きく変わります。今までのように家事はできないという相互理解が必要です。ただ、家庭内の家事分担について一概に『こうするべきだ』ということではなく、“夫婦でお互いの納得”が大事なのだと思います。 もし、自分の家事分担のウエイトが大きく、負担感が強い場合は、たまり溜まってから夫や家族に不満をぶつけるということではなく、素直に相談してみるのがおオススメです。 我が家の場合は、家事レベルを下げ、機械化できることは機械化し、その上で役割分担を夫婦で再考しました。 私は作業が忙しいだけでなく、段取りで頭が忙しく、いっぱいいっぱいになっていたのですが、その忙しさを夫は気づいていませんでした。気づいてくれるのを待つというより、困っているなら相談してみるというのが大事なことだと思います。 相談する時は、まず、今までのやっていた家事を書き出して、相手にもわかるように準備した上で、やらなくていいこと、機械化できること、夫が担当できること、外注する検討も含めて、家族の問題として一緒に考えましょう。 さらに、その話し合いの時には、できたら自宅ではなく、カフェや公園など場所を変えて、話したほうがお互いにいいディスカッションができると思います。 家事、育児、仕事のタスクを1人で抱えてしまうとキャパオーバーになっても当然だと思います。また、夫だけが頼り先ではないので、頼れる先をいくつも確保しておくといいですね。そして、家事は完璧にできないと割り切る気持ちも大事だと思います。 『なんで私ばっかり…』という風に感じる時は、ご自身が疲れている証拠です。少し休んで気持ちを落ち着かせてから、どうすればこの作業をお互い気持ちよく減らせるのか考えてみてはいかがでしょうか」(お話/KEIKOさん) 家事負担のキャパオーバーや「なんで私ばかり…」というにならないように夫婦、家族で家事について話し合うことは必須ですね。 (取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部) ※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。 ※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。 ※記事の内容は2022年1月の情報で、現在と異なる場合があります。
KEIKO(唐仁原けいこ)
PROFILE) 株式会社ライフキャリアcircle代表取締役。”女性が主体的に生きる”をテーマにしたラインコミュニティを主宰。11歳、8歳、4歳の3児のママ社長。仕事じゃなくて主婦業をやめる選択「主婦業9割削減を目指すブログ」がコロナ禍で話題に。著書に最新家電の導入や試行錯誤しながら削減していく様子を綴っている『主婦業9割削減宣言』(中央公論新社)がある。
たまひよ ONLINE編集部