京王バス、12月に吉祥寺から撤退 お隣の小田急バスも運行系統にメス 「共同運行」を大幅整理
12月16日にダイヤ改正
小田急バスと京王バスが、2024年12月16日(月)に三鷹・調布・小金井エリアで路線バスのダイヤ改正を実施します。両社が共同運行する路線を整理します。 【見納め】吉祥寺駅バス停に停車している京王バス(写真) 吉祥寺駅~三鷹市役所~調布駅の「吉14」系統は、京王が撤退し小田急単独に。三鷹駅~三鷹市役所~調布駅の「鷹66」は、小田急が撤退し京王単独に変わります。これにより、吉祥寺駅を発着する京王バスの路線バス系統はなくなります。 調布駅~杏林大学病院前の「調35」は京王が撤退し、ダイヤ改正後は小田急が単独で調布駅~杏林~三鷹駅の新設系統「鷹61」を運行します。 また、平日夜のみ、小田急の新設系統「吉07」が吉祥寺駅~三鷹市役所~三鷹駅で運行を開始します。 三鷹駅~仙川の小田急「鷹54」のうち新川五丁目経由は、毎週土曜に両方向1本ずつしか走らない“激レア”便ですが、運行の曜日が平日に変わります。これにより乗車チャンスは少し増えそうです。同じ「鷹54」の晃華学園東発着便は、系統番号が「鷹62」に変わります。 平日深夜に1本だけ走る調布駅→調布飛行場→武蔵境営業所の小田急「調32」は、野崎八幡入口から先、かえで通りに入り、吉野南→京王ストアー前→西児童館入口→日本製鋼住宅前→武蔵境営業所(終点)と進みます。従来の調布飛行場経由の停留所には停まりません。 小田急と京王が運行を担う三鷹市のコミュニティバス「みたかシティバス」の新川・中原ルート(つつじヶ丘駅~杏林大学病院・三鷹中央防災公園)は、小田急が撤退し、全便とも京王が運行します。 武蔵境駅~試験場正門~武蔵小金井駅の「境96」は現在、小田急が1日わずか2往復を運行していますが、京王に移管します。これにより、武蔵小金井駅を発着する小田急バスの路線バス系統はなくなります。 京王の、東小金井駅~井口日赤入口~武蔵境駅の「境82」や、つつじヶ丘駅~狛江ハイタウン折返場~調布駅の「丘14」は廃止されます。 武蔵小金井駅~法政大学~東小金井駅の京王「武03」は、便数を大幅に減らします。代わりに、起終点が同じで法政大学や梶野橋などを通らない「武04」が新設されます。 調布駅~多摩川住宅中央の「調01」は、小田急が撤退し京王単独に変えるとともに、調布駅~多摩川住宅西の京王「調45」「調46」とあわせて路線を再編し、一部の便を除き運行経路も変更します。バス停の新設や名称変更も予定されています。
乗りものニュース編集部