【プレビュー】鍵を握るのはセットプレー?下位に沈む湘南と首位の町田がレモンSで激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月11日から12日にかけて第13節が開催。レモンガススタジアム平塚では、湘南ベルマーレとFC町田ゼルビアが激突する。
下位に沈む湘南と首位に立つ町田が激突する。状況は大きく異なるが、勝利を求める両者のぶつかり合いに注目したい。 湘南は前節、サガン鳥栖との下位直接対決に勝利した。試合は序盤にセットプレーから失点を喫したものの、福田翔生の公式戦4試合連発となるゴールで試合を振り出しに戻すと、後半開始早々には阿部浩之が決めて逆転。そのリードを守り切り勝利した湘南が最下位からの脱出に成功した。 今節は町田との対戦となる。チームとしては失点を減らすことに加え、前節も失点の起点となったセットプレーの守備を改善させていきたい。町田はロングスローなどセットプレーで得点を奪ってくるチーム。そこは集中した守備で跳ね返していく必要があるだろう。注目したいのは、やはり連続ゴール中の福田だ。苦しい戦いが続くチームにおいて、攻撃を牽引する活躍を見せているのは見事の一言。首位を相手にもゴールを奪うことで、連勝をチームにもたらしたい。 対する町田は前節、敵地で下位に沈む京都サンガF.C.と対戦。立ち上がりこそ難しい時間があったが、次第に落ち着きを取り戻し始めると、22分にカウンターからオ・セフンのゴールで先制に成功した。後半は安定感ある守備から攻撃を繰り出し、2つのゴールを奪取。結果、3-0で難なく勝利を手にし、首位を堅持した。 今節も首位を堅持するために、攻守に自分たちらしい戦いを前面に押し出していくことで勝利を掴みたい。前節は後半の途中出場だったが、U-23日本代表の活動に参加していた平河悠と藤尾翔太が万全の状態で試合に臨むことができる。彼らがチームを離れていた時に活躍した選手も含め、選手層の厚さも増しながら勝ち星を積み重ねていきたい。注目はU23アジアカップでドリブルで違いを見せた平河。湘南の守備網をかい潜り、決定的な仕事をすることでチームを勝利に導きたいところだ。 意地と意地がぶつかり合う両者の対峙。注目の試合は11日15時キックオフだ。