<北朝鮮内部>主婦に対する締め付け強化…労働動員、思想教育、自己批判 「商売する時間ない」と悲鳴
◆職場でも十分な収入なく、食べる心配ばかり
こうした統制に、女性たちはどのような反応を示しているのだろうか。 A氏はこう伝える。 「動員が多いし、生活総和や自己批判をきちんとしろと、組織生活の締め付けがあまりにもひどい。こんな調子なら、例え収入が減ったとしても、職場に籍を置いた方がましだと、企業に勤めるようになった人も多い」 しかし、職場に出たとしても、配給量は十分ではないのが現実だ。 B氏は「最近は、どうやって食べて生きていくか心配ばかりしている。糧穀販売所では食糧を買う列に並ばなければならない。商売もできず、金も稼げず、国が与えるものだけでどうやって食べていくのか。心配する人ばかりだ」と話す。 ※糧穀販売所:国営の食糧専売店。長く機能を喪失していたが2019年頃から稼働を再開。市場での食糧売買が禁じられたため、合法的に食糧を購入できる糧穀販売所への依存が高まった。 ※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。
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