【シニアのお金事情】年金だけで老後を過ごせる人は日本にどのくらいいる?
年金だけで生活できない人はどうする?
国民生活基礎調査によると、公的年金だけで生活できる人の割合は約4割。 残りの約6割は公的年金だけでは生活できません。そのため公的年金以外に、個人年金や貯蓄などで老後資金を準備しておかなければなりません。 その際は、節税効果が高い個人型確定拠出年金(iDeCo)やNISAなどを利用すれば、効率よく資金作りができます。 また、年金が受給できる年齢になっても働き続けることで、足りない老後資金を賄うことができます。 老後に年金以外の収入を得られれば、家計は大きく改善します。 そして、年金以外の収入で生活ができる状態にあれば、年金を繰り下げて、年金額を増やす方法もあります。 いずれにしても、老後の生活を事前にシミュレーションしておくといいでしょう。 誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」で見込額を確認して、不足があれば早めに対策を考えておきましょう。
参考資料
・厚生労働省「厚労省 公的年金の「財政検証」 納付期間延長の場合など試算へ | NHK 」 ・厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査の概況/2 各種世帯の所得等の状況」 ・総務省「家計調査報告 家計収支編2023年平均結果の概要」 ・厚生労働省「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
石倉 博子