「ぼくらは沖縄に借りがある」宮沢和史さんが高校生を前に講演 山梨と沖縄の“縁”語る
甲府市出身のミュージシャン・宮沢和史さんが14日、甲州市で高校生を前に講演し、音楽を交えながら故郷・山梨と沖縄との関係について語りました。 この講演は塩山高校が開いたもので、2年生が来月、修学旅行で沖縄県に行くのを前に山梨と沖縄の両県にゆかりのある宮沢さんが招かれました。 この中で宮沢さんは、戦後の米軍基地を巡る山梨と沖縄のつながりについて説明しました。 宮沢和史さん 「山梨にはかつて米軍海兵隊の軍事施設があった。『富士山に銃口を向けるつもりか』と追い出して、それが沖縄に行っている。だから山梨のぼくらは沖縄に借りがある」 その後、宮沢さんは三線とともに代表曲「島唄」を披露しました。 宮沢さんは島唄の歌詞にちりばめた平和への願いを解説し、一語一語に込められたメッセージを聞いた生徒たちが感銘を受けていました。 講演を聞いた生徒は 「ユーチューブとか動画で聞くだけじゃなくて実際に生で聞けたので、より言葉の意味がしっかりと伝わってきて、とても良かったです」 宮沢さんからのメッセージを受けとめ、生徒たちは平和への思いを新たにした様子でした。