藤田寛之が米シニア“プレーオフシリーズ”出場 本格参戦の道は
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前(18日)◇有馬ロイヤルGC ロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72) 【画像】とある欧州大会の優勝記念は"特大お椀" 藤田寛之が、10月から行われるPGAツアーチャンピオンズ(米国シニアツアー)のプレーオフシリーズに当たる「チャールズ・シュワブ・カップ」に出場する。6月「全米シニアオープン」でプレーオフ惜敗の2位となったことで最新のランキングでも40位。レギュラーシーズンは残り3試合で、上位72人によるシリーズ初戦「ドミニオンエナジーチャリティクラシック」(バージニア州カントリークラブ・オブ・バージニア)進出を確実にしている。 チャールズ・シュワブ・カップは、藤田が昨年「日本シニアオープン」優勝者の資格で出場する「日本オープン」(10月10日~/埼玉・東京GC)の翌週から始まる3試合で構成。まず54ホール競技で72人を上位54人に絞り、2戦目「シモンズバンク選手権」(アーカンソー州プレザントバレーCC)の54ホールで最終戦「チャールズ・シュワブ・カップ選手権」(11月7日~/アリゾナ州フェニックスCC)に進む36人を決める。 シリーズ前の賞金ランクをそのまま変換したポイントランクを基準に争う。この3大会に限っては1ドル=2ptで2倍のポイントを付与し、最終戦まで残れば来季フルシード獲得となる。37位から54位にも限定的な出場資格が与えられる。 「どういう感じか知りたいし、行って楽しんできたいな、と。もちろん頑張って、頑張った結果、来年ひとつでも多く向こうの試合に出られればいいなって」。力みなく話すが、日程が重なる国内シニアを欠場しての意欲的なチャレンジ。55歳は、今週もレギュラーとシニアを行き来して7連戦目のツアー出場だ。(神戸市北区/亀山泰宏)