「さぞ無念であろう 気持ちは分かる」小里泰弘氏、後任の江藤拓農相に事務引き継ぎで言葉をかけられ「短期間で交代 迷惑をかける」
衆院選鹿児島3区で落選し農相を退任した小里泰弘氏は12日、農林水産省内で後任の江藤拓農相(衆院宮崎2区)に事務引き継ぎをした。小里氏は「極めて短期間で交代することになり大変な迷惑をかける。江藤大臣が後任で安心だ。心から期待している」と述べた。 【写真】江藤拓農相(右)に引き継ぎ資料を手渡す小里泰弘氏=12日、農林水産省
父親の故・隆美氏も運輸相時代に落選を経験している江藤氏は「さぞ無念であろうという気持ちは分かる」とし、「政治家としての使命は終わっていない。必ずまた戻って共に国のために働く日が来ると信じている」とエールを送った。 小里氏は「選挙戦での悔いは何一つないが、大臣として総理から与えられた課題などを果たせなくなったことは痛恨の極み」と応じ、「今日からは農政の伝道者、農水省の応援団の一人として活動したい」と話した。引き継ぎ後の見送りには職員が集まり、花束を渡された。
南日本新聞 | 鹿児島