八代海で赤潮 養殖ブリ1000匹死ぬ 6月10日から警報発令中
鹿児島テレビ
6月10日以降、八代海に赤潮警報が出されていますが、6月19日、鹿児島・長島町で養殖ブリ1000匹が死ぬ被害が確認されました。 鹿児島県によりますと、19日午前、長島町の東町漁協から「養殖ブリが死んでいる」と報告がありました。県が調査したところ、八代海全域で魚に有害なプランクトンの「シャットネラアンティーカ」など2種類が大量発生していることが確認されました。 漁業への被害は、19日時点で東町漁協の養殖ブリ1000匹、被害額は約145万円となっています。 17日からの雨で海に栄養が流れ込み、さらに19日、晴れて日光があたったことで赤潮が発生しやすい条件が整ったものとみられています。県は被害の拡大を防ぐために、漁協に対して防除剤を散布したり餌やりを止めるなどの指導を行っているということです。 赤潮は長期化する可能性もあるということで、県は監視体制を強化しています。
鹿児島テレビ