県内初の総理大臣表彰 神原防犯協、児童の見守りや啓発活動を継続【宇部】
神原地区防犯連絡所指導員協議会(石丸雅子会長)が、県内で初めて内閣総理大臣表彰となる「安心安全なまちづくり関係功労者表彰」を受賞した。石丸会長らが12日、宇部市役所を訪れ、篠﨑圭二市長に受賞を報告した。 同表彰は、犯罪に強い社会の実現のため、安心・安全なまちづくりの推進に顕著な功績や功労のあった個人、団体を顕彰し、その優れた取り組みを広く普及することを目的に2005年に創設。表彰式は毎年1回、安心安全なまちづくりの日(10月11日)に合わせてあり、今年は10月16日に首相官邸で行われた。 同会は1973年に発足し、現在は10人で構成。「地区内の犯罪抑止、環境浄化、子どもの安全」と「無理なく長続きする活動」をスローガンに、登下校する児童の見守り、月2回の夜間防犯パトロール、商業施設での防犯啓発活動を続けている。 市役所には、会員5人と宇部警察署の署員3人が訪れた。石丸会長は「名誉ある賞を頂き、非常にうれしい。先輩たちの努力があってこそで、次世代につながないといけない。これからも地域の役に立てるように無理なく続けていきたい」と抱負を述べた。 篠﨑市長は「防犯や見守りは地域の力が不可欠。トップリーダーとして防犯活動を引っ張ってほしい」と伝えた。