上司が毎日3回以上「タバコ」を吸うために離席します。正直「サボりでは?」と感じますし、ニオイも気になります。私はタバコを吸わないのに「不公平」ではありませんか?
適度な休憩は生産性を高める
職場でタバコを吸う人に対して不公平に思う人は多いかもしれませんが、勤務時間に仕事以外のことを全くしていない人は少ないのではないでしょうか。 例えば、コーヒーを飲んだり同僚と談笑したりする時間は誰にでもあることでしょう。こうした時間を設けることは、仕事の生産性を高めるためにも必要といえます。集中力を切らさず、メリハリのある働き方ができるようになるからです。 タバコ喫煙も、この息抜きの一環と考えると、業務に集中力を発揮でき、結果として仕事の質を高められるかもしれません。大切なのは喫煙者と非喫煙者が公平に一定の休憩を認め合うことでしょう。
非喫煙者との不公平さを解消するルールが必要
喫煙者と非喫煙者の間に生じる不公平感を解消するためには、会社全体として適切なルール作りが不可欠です。例えば以下のような対策が考えられます。 ●タバコ休憩の時間を5分程度に制限する ●タバコ休憩の時間が長引いた場合は、昼休憩から差し引くなどして、休憩時間の扱いとする ●喫煙者と同じように、非喫煙者にも同様の休憩時間を認め、公平性を保つ
まとめ
タバコを吸う時間は、その時間の長さや頻度、すぐに業務に対応できるか等の状況により、労働時間とみなされるかの判断が分かれます。 会社全体として、喫煙者と非喫煙者の不公平感を解消するルールを整えることで、生産性向上につながり、より良い職場環境を作ることができるでしょう。 出典 厚生労働省 労働時間の考え方:「研修・教育訓練」等の取扱い 心幸ホールディングス株式会社 タバコの喫煙と業務生産性の関連調査 執筆者:渡邉志帆 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部