チャイルドシート 身長低い高齢者も着用必要?「身長140㎝→150㎝未満」引き上げへ【#みんなのギモン】
■重大事故を防ぐため周囲の人ができるチェックポイント
交通事故総合分析センター(ITARDA)は、小柄な高齢者の方が、シートベルトによる負傷をしやすい可能性があると指摘します。※以下「イタルダ インフォメーション」 No.104より 高齢者が、より安全に乗車する方法はあるのでしょうか? まず前提として、どの座席に座る場合でも「正しくシートベルトをすること」が求められます。 一方、さまざまな理由で高齢者が正しくシートベルトを着用していない場合には、家族や周りの人が、次のような事に注意する必要があるといいます。
■チェックポイント【1】座席に正しく座っていますか
小柄なため深く腰かけられない、背中が丸まっているなど、腰とシートバックにすき間があると、骨盤が傾いている可能性があります。 そうすると腰のシートベルトがずり上がり、お腹を負傷する危険が高まります。 またシートバックを通常より倒していても、同じ状況になります。 対策として「シートバックを立て、背中や腰の後ろにクッションを固定する」など、正しい姿勢で座る事が推奨されます。 (※個人差が大きいため無理のない範囲で行ってください)
■チェックポイント【2】座席の上に滑りやすいクッションなどを置いていませんか
座席の上にすべりやすいクッションを置いていると、事故の際に腰が前にすべって、腰のシートベルトがずり上がり、お腹や胸に重傷を負うリスクが高まります。 どうしても必要な場合は、確実に固定してすべりにくくする事が推奨されます。 高齢者にとって、重要な移動手段である自動車。 安全第一で、負担を少なく乗車できるように、周囲のサポートが必要となります。
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)