「茅の輪」運搬中に転倒 意識不明だった社務員の男性死亡 兵庫・姫路市の神社
兵庫県姫路市の神社で、「茅の輪」を運ぶ作業中に脚立から転倒し、意識不明の重体になっていた77歳の男性が死亡しました。 28日午後、姫路市総社本町の「射楯兵主神社」で、アルバイトの辻佳彦さん(77)が茅の輪を運ぶ作業中に、倒れてきた茅の輪が乗っていた脚立に当たり、高さ約2メートルの場所から落ちて、石畳に頭を強く打ちました。 意識不明の重体で、病院に搬送されましたが30日深夜、死亡が確認されました。 辻さんはこの神社の「社務員」で、30日開催の恒例の祭礼「輪抜け祭」の準備にあたっていました。 茅の輪は直径が約2.6メートルあり、大人10人で運ぶくらいの重さで、辻さんは同僚と2人で運搬に向けて、茅の輪を寝かせる作業をしていたということです。 警察は業務上過失致死事件の可能性も視野に、事故の詳しい状況を捜査しています。
ABCテレビ