数的不利の中、中国に完封勝利に貢献したGK小久保玲央ブライアン(C)Getty images

【サッカー日本代表・ニュース】U-23日本代表は16日、パリ五輪予選を兼ねるAFC U23アジアカップのグループリーグ初戦で中国代表と対戦し、日本が1-0で勝利を飾った。試合後、好セーブ連発でチームを救った先制点を決めたGK小久保玲央ブライアンが勝利の喜びを語った。

試合は8分、MF山田楓喜のクロスに合わせたMF松木玖生のゴールで開始早々にリードした日本だったが、17分にVARの末にDF西尾隆矢が一発退場。試合序盤に数的不利という苦しい状況に立たされた。 そんなチームを救ったのが、日本の守護神・小久保玲央ブライアンだ。数的不利になった後は、中国にボールを支配され、押し込まれ始めると、前半終盤から後半の立ち上がりにかけてピンチを招いたが、日本の守護神が好セーブを連発し、勝利の立役者となった。 日本が一人少ない状況になった後は、「センターバックを含めた守備陣を中心に1点を守り切ることしか考えていなかった」ことを明かし、その中でチームメイトとは、「ミスしないようにシンプルにやろう」という声を掛け合っていたと言う。 その中でも日本のピンチを尽く救った、好セーブ連発のパフォーマンスついては、「自分の中でも落ち着いてプレーできたし、チームを助けるプレーで、勝利に貢献できて良かった」と手応えを口にした。 次節は、日本時間の20日、0時30分より中2日でUAE代表と対戦する。初戦でアジアの戦いの厳しさを目の当たりにしたことを踏まえ、「初戦で（厳しさ）を再確認できた。今日は一人少なくなって守備しかできず、自分たちの持ち味を出せないところもあった」と反省を口にした上で、「中2日でコミュニケーションをとって、少しでも修正して2戦目を迎えたい」と更なる向上を誓っている。 またこの一戦を配信したDAZNのファン同士とオンラインチャットで交流できるプラットフォームの『FanZone』では、小久保を中国戦のMVPに選出。この選出に解説を務めた水沼貴史氏は、「文句なしじゃないですか」とコメントし、「前半からボールをキャッチしてから抱え込む時間とか、そういうのを徹底していましたし、本当に慌てることがなかった」と冷静なプレーぶりを絶賛している。