中朝貿易、上半期伸び悩み 前年比8%減、ロシア影響か
【北京共同】中国税関総署が18日に発表した北朝鮮との貿易統計によると、両国の今年上半期の貿易総額は約9億7千万ドル(約1500億円)だった。前年同期比で約8%減。北朝鮮では中国からの輸入が前年比で減少傾向にあり、貿易量は伸び悩んでいる。新型コロナウイルス流行前の水準に届かない状況だ。北朝鮮のロシアへの接近が中朝関係に影響しているとの見方もある。 北朝鮮から中国への輸出を支えているのは、かつらやつけまつげで、輸出額の大半を占める主力商品となっている。中国の業者から届いた素材を北朝鮮の安価な労働力で加工し、中国に送り返す仕組み。