奄美市民が辺野古への土砂搬出反対を市長に要請 鹿児島
南日本放送
沖縄県にあるアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画で、沿岸の埋め立てに使う石材を奄美大島から確保する問題についてです。 土砂の搬出港候補近くに住む奄美市民が、港の使用を反対する請願書を市長に提出しました。 アメリカ軍の普天間基地について、国は名護市辺野古への移設を計画し、沿岸で埋め立て工事を進めています。 沖縄県内で調達していた埋め立てに使う土砂や石材が、不足するおそれがあるため、防衛省は、奄美大島から石材の調達を検討しています。 17日、奄美市住用町戸玉集落の住民、19世帯、39人が奄美市の安田壮平市長に戸玉港から土砂を搬出しないよう請願書を手渡しました。請願書で住民らは、騒音や振動が増して、住民の生存権が脅かされると訴えています。 (戸玉集落 浦口一弘区長)「今回新たに搬出の候補地に上がっている話でしたので戸玉からの搬出は絶対だめですよと」 安田市長は、奄美大島から調達されることになっても、戸玉港からは搬出しないよう国に要請すると住民に答えました。
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