【センバツ出場校ランキング】チーム打率は豊川、健大高崎が4割超え、盗塁では山梨学院、中央学院が上位
第96回選抜高校野球大会(センバツ)が、3月18日から阪神甲子園球場(兵庫・西宮市)で開催される。出場が決まった32校は、練習試合解禁日となる3月2日から実戦モードに入り、同8日の抽選を経て、本番へと向かう。今回のセンバツにまつわるさまざまなランキングを調べてみた。 【一覧】センバツ出場32校 今大会出場32校の公式戦だけのチーム打率をランキングにしてみた。(打率.350以上) 1位 豊川(愛知).404 2位 健大高崎(群馬).401 3位 愛工大名電(愛知).393 4位 関東一(東京).386 5位 神村学園(鹿児島).382 6位 宇治山田商(三重).373 7位 明豊(大分).371 8位 近江(滋賀).359 9位 阿南光(徳島).358 10位 東海大福岡(福岡).357 11位 広陵(広島).352 12位 京都国際(京都).351 堂々のトップに輝いたのは、10年ぶり2度目の出場となる豊川。昨年秋の公式戦17試合で、488打数197安打を放った。1試合平均では、11.59本を放っていることになる。 規定打席(試合数×3.1)に達している選手で、打率4割を超えているのは5選手。モイセエフ ニキータ外野手(2年)の.571を筆頭に、高橋 賢捕手(2年)が.441、中村 丈内野手(2年)が.443、林 優翔外野手(1年)が.444、山本 羚王外野手(2年)が.460をマーク。レベルの高い愛知県大会を含めた打率は、実力の高さを証明している。東海大会優勝チームの打力が、センバツでも猛威をふるいそうだ。 健大高崎もチーム打率4割を超えた。公式戦9試合で279打数112安打。1試合平均としては12.44本で、豊川を上回っている。4割打者は、箱山 遥人捕手(2年)、森山 竜之輔内野手(2年)、田中 陽翔内野手(2年)、斎藤 銀乃助外野手(2年)、横道 周悟外野手(2年)と、こちらも5人いる。 ちなみにワーストは.237の別海で、ワースト2位は田辺の.260。21世紀枠の2チームがどこまで打力を上げてくるかにも注目だ。 チームでの盗塁数も調べてみた。公式戦1試合平均の盗塁数ランキング(2個以上)は以下の通り。(カッコ内は盗塁数) 1位 3.67 山梨学院(33) 2位 3.23 中央学院(42) 3位 2.89 健大高崎(26) 4位 2.80 京都外大西(28) 5位 2.50 報徳学園(25) 6位 2.41 豊川(41) 7位 2.31 星稜(30) 8位 2.25 阿南光(18) 9位 2.00 広陵(24) 関東のチームが上位を占めて、機動力の高さを示した。山梨学院はチーム打率は.311だが、盗塁など足をからめた攻撃で得点力をアップ。黒澤 后琉外野手(2年)は9試合でチームトップの12盗塁を決めている。中央学院も1試合平均3個を超え、機動力を武器にする。ちなみにワーストは青森山田で、公式戦10試合で4盗塁だった。 今大会から、低反発のバットの使用となる。昨年秋までの打力通りの打撃ができるとは限らない要素もあるだけに、足をからめた攻撃ができるチームの戦いぶりにも注目される。