<こどもの日>学力向上にも必要な「貧困対策」 学校の役割に期待する声
学校を貧困対策の「プラットフォーム」に
子どもの貧困対策に向けた大綱づくりのため、4月4日には関係閣僚による対策会議(会長・安倍首相)が発足。大綱案の作成に生かすための有識者らによる検討会も設置され、5月1日に開かれた第2回会合では耳塚副学長も報告を行いました。他の報告者や検討会委員からも、子どもの貧困対策として学校の役割に期待する声が相次ぎました。 困窮家庭は把握するだけでも難しいのに対して、学校は全ての子どもの状況を把握して福祉部局などにつなげる可能性を秘めているとともに、学力向上や進学支援など具体的な対策も打てるからです。貧困の連鎖を防ぐためにも、「貧困対策のプラットフォーム」(末冨芳日本大学准教授)としての学校の役割が期待されます。 (渡辺敦司/教育ジャーナリスト)