「くろしお」などの特急に「しらさぎ」使用車両投入へ
JR西日本は28日、京都や大阪などから和歌山・南紀地区を結ぶ特急「くろしお」、北近畿地区を結ぶ「こうのとり」「きのさき」「はしだて」に、今年3月まで特急「しらさぎ」で使っていた車両を投入することを発表した。これにより、現在使われている車両は順次廃止となる予定。
同社によると、今回投入されるのは、今年3月の改正まで特急「しらさぎ」で使用していた683系電車85両を「289系」に形式変更し、それを投入する。これにより「くろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」のすべての車両が、JR発足以降に製造された新形式車両となるという。 投入される85両のうち「くろしお」は39両。「こうのとり」「きのさき」「はしだて」は46両という内訳になっている。これまでの381系にはなかったコンセント(各客室最前後部の壁)や多目的室などが設置されている。 また、この投入により、現在の「くろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」で使用している381系電車は順次廃車となる予定。投入される289系電車の運転開始日や運用区間は、後日発表される。