左から洛南の並川颯太、立命館宇治の大西桃花

近畿高校駅伝は11月26日、兵庫県南あわじ市近畿駅伝コースで行われ、男子（7区間42.195km）は、洛南（京都）が2時間4分20秒で2年ぶり6回目の制覇。女子（5区間21.0975km）は立命館宇治（京都）が1時間9分13秒で3年連続22回目の優勝を果たし、全国高校駅伝（12月24日／京都）の近畿地区代表は、4位に入った東大阪大敬愛（大阪）が初の都大路行きを決めた。 2023全国高校駅伝代表校一覧をチェック！ 洛南は、トップと18秒差の3位でタスキを受けた3区（8.1075km）の橋本颯人（2年）が24分07秒の区間賞で首位へ。5区終了時でで2位の須磨学園（兵庫）に8秒差まで迫られたが、6区（5km）の三宅悠斗（2年）が14分46秒、7区（5km）の並川颯太（3年）が14分49秒と、それぞれ区間賞で走破して差を広げた。 2位は2時間5分17秒で須磨学園。5000m高校歴代2位の記録を持つ折田壮太が4区（8.0875km）を23分23秒で駆け抜け、区間賞に輝いた。3位は2時間5分59秒で洛北（京都）。1区（10km）の坂元南紬太（3年）が29分19秒で制している。 立命館宇治は1区を3位でスタートすると、2区（4.0975km）の山本釉未（3年）が13分13秒の区間賞でトップに立つ。さらに、3区（3km）の池田悠音（3年）が9分40秒、4区（3km）の大西桃花（2年）が9分41秒と連続区間賞で独走した。 2位は1時間10分06秒で薫英女学院（大阪）。5区で塚本夕藍（2年）の区間賞（16分34秒）など、終盤に順位を上げた。1時間10分10秒で3位の須磨学園（兵庫）は1年生の池野絵莉が1区（6km）で区間賞（19分32秒）に輝いた。 1時間10分54秒で4位に入ったのは、大阪府大会2位の東大阪大敬愛。1区を務めたインターハイ800m1位の久保凛（1年）が、トップから6秒差の2位中継。4区まで2位争いを展開し、5区で順位を下げたが、地区代表争いの最上位は守った。インターハイ女子総合を7回制したトラック&フィールドの強豪が、駅伝でも全国切符をつかんだ。 全国大会は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。記念大会となる女子は都道府県代表に加え、地区代表も出場。地区代表は、地区高校駅伝で都道府県大会1位校を除いた最上位校となる。