池谷幸雄氏は体操教室の教え子に〝オバケ扱い〟されていた 村上茉愛さん「怖くないですか?」
体操の元日本代表で五輪メダリストの池谷幸雄氏(54)が18日、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演。一時タレント活動していたころのキャラクターからは想像もつかない怖い素顔が明かされた。 暴露したのは、3年前の東京五輪銅メダリストで、4歳から池谷氏の体操教室に通った村上茉愛さん(28)。怒られて壁倒立を10分間やらされたり、取材で質問されたら「面白いことを言え」などと指導されたそう。ちなみに池谷氏によると、代表選手たちは今では、そうしたメディアへの受け答えを勉強させられるとか。 村上さんは大人になり、池谷氏をイジったりすることもあるが「いつまで経っても指導者のまま」なのは変わらず。「練習中、体育館に黒い大きな車で現れる」と昔を振り返り、「だって黒い車で現れて、タンクトップでダウン着て現れたら怖くないですか?」と訴えた。 当の池谷氏は、甘える教え子たちをビシッとさせるための言動だと説明。〝オバケ扱い〟されたエピソードを明かした。 「一般クラスの子もビビッて、小っちゃい4歳ぐらいの子なんかは、僕の部屋に明かりがついてると、『池谷コーチいるからヤダ』って泣いて帰ろうとするんですよ。で(別の)コーチが(池谷部屋へ)連れてって、僕の部屋に電気がついてるだけだったりするから、『いないよ』って言って見せて、それで練習させる」 村上さんが池谷氏の怖さで真っ先に挙げたのは「声がおっきいなって思う時が…迫力がスゴイ」ところ。これは本人も自覚していて、池谷氏の声のでかさは体操界の常識を変えるのに貢献していた。団体総合と個人種目別ゆかで銅メダルを獲得した、1988のソウル五輪でのこと。 「高校生のとき出て、国際大会で『はい! お願いします!』ってのをメチャクチャでかい声でやってたんスよ。それが海外のメディアにも全部書かれて、『すごい! 日本人は礼儀正しい』みたいなんで。そっから、外国の人もみんな『はい! お願いします!』みたいなのをやるようになった。審判にあいさつするとかあんまりなかったんです。『はい!』って言ってそのまま演技始めてたんですけど、僕らはもう小っちゃい頃からそれやってたんで」 審判にも印象的には良くなる。今はそれに加え、表情も加点要素で「自分の演技の雰囲気を顔で表現する」と村上さん。「今の子はそういうのも演技の中に入るので、そういうのも練習して、で、演技中も苦しくても笑顔でやれるように練習してます。それはもう審判の競技なんで」と池谷氏は解説していた。
東スポWEB