国内唯一の工場夜景電車、わずか9.2キロの富士・製紙工場地帯を走る
当初は貸し切りの特別列車として趣向を凝らした取り組みもしたという。しかし、一般の人が気軽に楽しめるようにと、昨年4月に現在の運行をスタートさせた。今年1月から3月までは毎月第2土曜日の夜に工場夜景電車として、また、毎月第4土曜日の夜には鉄道夜景電車として、いずれも後方車両を消灯した2両編成の電車を運行する。通常の運賃にて乗車出来るが、1日フリー乗車券を購入して昼と夜を乗り比べたり、昼間は途中下車をして沿線を楽しみつつ夜は工場夜景を楽しむ人が多いという。 「昭和なレトロが魅力の鉄道です。無理をしないで少しずつ新しい取り組みをしていきたい」と井上さん。製紙工場地帯をかつて貨物輸送で活躍していたミニ鉄道は、夜の工場地帯を走る夜景電車となって復活するのか?今年初となる工場夜景電車は1月14日の夜、吉原駅を出発する。