小学校が食の複合施設に 11月8日「神戸北野ノスタ」開業 食事付きプレイベントに市民300人招待
神戸・異人館エリアに残る旧北野小学校(神戸市中央区)の校舎を使った複合施設「神戸北野ノスタ」が11月8日(金)、開業する。神戸ビーフを提供するレストランやスイーツショップなど、飲食・物販の7店舗が入り、神戸グルメの魅力を発信する。同月1日(金)と2日(土)には、抽選で神戸市民計300人を無料招待する食事付きのプレイベントも開催。10月16日(水)まで参加希望者を募集している。 【写真】昭和30年代の北野小学校の様子 旧北野小学校は1908(明治41)年開校。阪神・淡路大震災で北校舎が全壊したが、1931(昭和6)年に建てられた東校舎は体験型の観光施設「北野工房のまち」(2023年12月閉館)として活用してきた。神戸市は新たな運営事業者を募集、選定された「ジーライオングループ」(同市)によって、「神戸北野ノスタ」のオープンが決まった。「ノスタ」は、元小学校の施設として「ノスタルジック(懐かしい)」から着想、小学校に故郷のような懐かしさや愛情を感じてもらい、その面影を名称にも残したいという思いでネーミングされたという。 同施設は3階建てで、そのうち1階と2階に飲食店や物販店を展開。1階は、トアロードに面した開放的なオープンテラスを備え、パティシエやバリスタの実演を楽しめるスイーツカフェ「NOSTA CAFE」、世界的パティシエ・辻口博啓さんが手掛けるチョコレートショップ「ル ショコラ ドゥ アッシュ」(関西初出店)のほか、ベーカリー店、日本酒ショップなどが並ぶ。2階はワンフロアを1店舗として利用、広々としたダイニングが特徴のレストラン「Kitano Grill & Bar」で、神戸ビーフをはじめとする兵庫五国の食材などを使ったオリジナルメニューを提供する。3階は、イベントや研修などに向けたレンタルスペースとして貸し出す。 開業に先立ち、11月1日と2日にプレオープンイベントを開き、神戸市在住の計300人(各日150人)を無料招待する。参加者は、1階カフェのスイーツ+ドリンクセットもしくは2階レストランの食事セットのどちらかをチョイス、一足先に新店舗の味を楽しめる。参加希望者は、神戸市の募集ページから申し込む。締切は10月16日。
ラジオ関西