松坂桃李、時代劇衣装のまま喫茶店へ「店員さんに不思議な顔をされました(笑)」
俳優の松坂桃李が1月7日、東京・誠之小学校にて開催された映画「雪の花 ―ともに在りて―」(1月24日[金]公開)の親子特別試写会に、共演の芳根京子、メガホンを取った小泉堯史監督とともに出席。時代劇の撮影で大変なことを語った。 【写真】生徒と一緒に写真撮影をする芳根京子、松坂桃李 ■小学生に時代劇を鑑賞してもらい「うれしい」 同作は、多くの人命を奪う疫病と戦った無名の町医者・笠原良策(松坂)と、その妻・千穂(芳根)の愛と感動の実話を描く。 同校の小学5、6年生とその保護者に作品を鑑賞してもらった松坂は「僕が5、6年生のときは時代劇を見ることがなくてですね。時代劇をお見せすることができたのは本当にうれしいです」と喜び、「素直に受け取ってほしいです。ざっくり『おもしろかった』でもいいですし、『ちょっとわからなかった』でもいいです。時を経て、作品の内容がわかってくる形でもいいのかなって思うので、感じ取ったものをそのまま持っていただければ大満足です」と口にした。 ■仕事選びは「好きな気持を大事に」 この日は、生徒たちからの質問に松坂と芳根が答える場面も。「時代劇の撮影で大変だったこと」を聞かれると、芳根は「かつらを被ってお着物を着て街中を歩いているんですけど、誰からも声をかけられなかったとき不思議な気持ちになっちゃって。そのままコンビニにも行ったんですけど、隠すにも隠せないから開き直って胸を張って歩いていました」と答えた。 松坂は、時代劇衣装のまま喫茶店に入ったそうで「コーヒーを飲みましたね。お茶はなかったので。店員さんにすごく不思議な顔をされました(笑)。大変でしたね」と振り返った。 「どうして俳優の仕事を選んだのか。将来の仕事はどう選んだいいのか」という質問も。これに松坂は「わくわくしたからかもしれないです」と言い、「好きな気持ちが大事だと思っていて、それを頼りにしたら最終的にこの仕事に行き着きました。それが長く続くコツだとも思うので、周りの言葉に左右されずに、好きな気持ちを大事にすることで、本当にやりたいことが見つかると思います」とメッセージを送った。 ◆取材・文=大野代樹